WEBmagagine 鳥小屋通信第2号01.4.22.
九州より尺八奏者・森川良哉さん来たる

前回の第一号より、一ヶ月強という短いスパンで第2号を出すこととなりました鳥小屋通信。今回は、3月18日に行われた尺八奏者・森川良哉(RYOUSAI)さんを囲んでのジャムセッションの模様をお届けしたいと思います。森川さんは、九州・中国地方を中心にご活躍で自らのバンド土偶を率いての活動や、様々なミュージシャンとのセッション活動をなされております。また尺八をメインに様々な笛や鳴り物、そして電子音響などにも守備範囲を広げている多才な人です。今回の東京来訪も演奏活動の一貫との事で、森川さんとジャムらないか〜!と参加者を募ったところ非常にバラエティに富んだ楽器奏者仲間達が集まってきました。

JAM SESSION@吉祥寺壱の助03スタジオ
今回集まっていただいたのは。写真左より、松本健一(sax、尺八、口琴、他)、田中健雄(エレアコg)、森川良哉(尺八、スリン、口琴)、堀内和啓(スリン、カリンバ他)、宮野義昭(ElectoroNoise & Treatment)、立岩潤三(タブラ、ドラムス)、江草啓太(ピアノ、携帯電話)、尾上祐一(リボンコントローラー、ギター)、松田敦史(ベース)の面々。以前、広島で森川さんと共演したという江草さんを除いて大半の人が森川さんとは初顔合わせ。また皆さん持ち寄った楽器も実に多彩。尺八を囲んでということもあってか、エスニック系の楽器が色々集まったのも今回の特色です。
まずお聴き頂きますは、森川さんの尺八、立岩さんのタブラ、江草さんのピアノ、松田さんのベースを主体にしたジャム。
前半は、森川さんのブレスノイズの効いた尺八が静謐な状態から次第にハイテンションになってゆきます。
中盤は江草さんのセシルテイラーばりのピアノソロ。そして森川さんは、カズーに吹き替えコミカルな味を出し、尾上が対抗してリボンコントローラを弾いてます。

JAMその1(real audio ストリーミング)
次にお届けしますは、全員での即興演奏。フリージャズ、スペイシー、エレクトロとアコースティック、なんとも言えない演奏。タブラやカリンバのスティディな演奏をバックに尺八、サックス、リボンコントローラといった楽器群が浮遊しています。混沌としていながらなかなか気持ち良い演奏です。

JAMその2(real audio)

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