WEBmagagine 鳥小屋通信創刊号01.3.10.

江草啓太+尾上祐一DUO WITH立岩潤三 ライブ@高円寺ペンギンハウス 続き
今回のこのユニットのコンセプトは、ジャンキーラブリー&スリリングで有るのですが、前半ジャンキーでスリリングな演奏が多かったの対し後半に行くにつれラブリーさが増してくる。でもジャンキーさは失わないという特徴があります。そんな感じで4曲目に用意されたのは江草さんの書き下ろし「2001円府中の旅」。セブンスや分数コードを多用したおしゃれなコード進行に江草さんのナンセンスな歌詞のボーカルが乗っかるもので、間奏のピアノも冴えてます。尾上はギターに持ち替え、歌も途中から応戦してます。
その後、江草氏は府中へ旅立てたのか?

    
2001円府中の旅(RealAudioストリーミング)

僕と江草さんは、冒険的な音楽が好きと言う点で意気投合し、以前にもジョンゾーンのゲームピースや即興演奏をともにやったり、尾上のコンピュータ作曲を全面に押し出した アルバム「ONOUE++」では江草さんにフリーフォームでアグレッシブなピアノソロを弾いて頂いたことがあるのですが、もう一つの共通点としては、ポップスをこよなく愛好していると言う点がありますかね。今回の 企画では、そんな2つの側面を上手く混ぜてアピールすることが出来たんじゃないかな、と思っているんです。そういえば我々が出会った場というのは、カセットMTRとポップス愛好者の集いであるXiangというサークルでのことだったのを思い出しました。
(写真右、尾上)



さて、最後にお届けするはこれまた江草氏の書き下ろしで、リボンコントローラーのために作って頂いた3拍子の優しい曲「メモリーズ・オブ・1985」。普段尾上のリボンの演奏法は即興演奏の頻度が多いためどうしてもモーダルな感じになってしまいますが、ここで江草さんはシンプルながらメロディックでかつ、リボンの特性を確り考慮した曲を作ってくれました。ラブリー度も最高潮に達して幕を閉じるにピッタリの曲でありました。

  
メモリーズ・オブ・1985(RealAudioストリーミング)

というわけで、江草啓太+尾上祐一DUO With立岩潤三・第一回ライブレポートお楽しみ頂けたでしょうか。また第2弾、3弾と続くと思いますので、ライブおいで頂いて楽しんでいただけた方、行きたかったけど色々あってこれなかった方、そして本レポートを見て興味持っていただいた方は、今後の我々の動向にご注目のほどよろしくお願い致します。江草氏と立岩氏のホームページは、こちらです。

江草啓太ホームページ
立岩潤三ホームページ STUDIO TANC

写真撮影:金澤重則 

TELMINさんより、テルミン・シミュレートMIDIファイル

さて話題を変えまして、鳥小屋掲示板にも時々ご投稿頂いているTELMINさんより先日、テルミンのシミュレートMIDIファイルをいただきました。実はこれ以前3年前の世紀末の音宇宙コーナー第3回にて紹介させて頂いているのですが、今回は、それをバージョンアップしてより長い演奏となっており、全編に渡ってテルミン演奏の第一人者クララロックモアライクなテルミン演奏のイメージがMIDIでよく出ていると思います。TELMINさんは相変わらずテルミンマニアなご活動をされており、氏のホームページではご自身のテルミン演奏のMP3ファイルも置いてあります。(これが確りしててグッド!!)

     
VOCALISE.MID


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