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尾上祐一 - Vongole
2005年リリース。当時、宅録暦20年以上であった尾上のその時点での集大成ともいえる内容。ギターやベースといったベーシックな楽器を自分でこなしつつ、力を入れ始めた自作楽器"リボンコントローラ"、"回擦胡"、"24平均律調律ギター"などの演奏を大きくフィーチャー。打ち込みによる演奏は、一部の曲や全体のドラムトラック部分以外は極力控えめにし楽器を弾くことに重点を置いているが、前作で大きくフィーチャーされた音楽プログラミング言語Maxによるアルゴリズミックコンポジションや、コンピュータによる音声信号処理も取り入れたバラエティ豊かな内容となっている。宅魂炸裂変態ポップワールドへようこそ〜!!
ゲスト:立岩潤三(タブラ)、クジラ飛行机(作曲&プログラミング) アルバムの詳細はこちらへどうぞ。レコードショップ円盤にてCD好評発売中!!2017年Off Record Labelよりデジタルリリース。現在Amazon, itunes, Spotify,Youtubeなどより配信中!プロモビデオ BAMBOO(本作1曲目収録) |
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尾上祐一 - Early Days 1983-1997
2018年Off Record Labelよりデジタルリリースされた初期作品集。メロディやコード進行を捜し求めつつ、様々な楽器を自ら演奏し(自作の機材も多々使用)4chカセットマルチトラックレコーダーを限界まで使い倒したと自負する90年代前半の"Junk
Village Festival","Crab Nebra","Carnivorous
Plant","Arumi H Sin"。 1988年、機材を押し込んだたった2畳の自分部屋で衝動で絶叫と痙攣したギターで1日で製作し、その後何かにつけリバイバルしている「へヴィメタル」。
尾上流テクノ(今風に言うなら尾上流EDMか)で、コンピューターに乱数と規則をプログラミングして自分には思いつかないような様々な音楽の断片を出力させ、それをアレンジ/構築した90年代後半の"Free
Electron","Dragon Factory","Musical
Polution Trirogy","Virtual
Country"。
そして最後に自分の最も初期の1983年製作でラジカセ2台のピンポン録音で、小型キーボードと自作シンセドラムによる「東京エレクトリック・アホウドリ」を収録。Amazon, itunes, Spotify, Youtubeなどより配信中! |
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ワナナバニ園 Wani No Niwa
2013年作の1st。2本のベース、ドラム、そして回擦胡、リボンコントローラーというユニークな2つの電気自作楽器で構成されたエクスペリメンタルなロック/ポップ・インスト・コンボの2013年作1st。ロック、ポップ、ジャズ、ファンク、サイケ、プログレ、オルタナ、マスロック、エスノ、ダンス、現代音楽、即興音楽などがある。そして、楽曲にはポリリズム、変拍子、そしてユニークな旋律/コード展開がある。楽器の特性上、あまり和音は演奏されず、どちらかというとモノフォニックなラインが集まっている。しかしながら、この制約が我々らしさとなっている。なにより奇妙でありながらポップで踊れる音。CDはライブ会場にて販売。ワナナバニ園ウェブサイト
2016年ベルギーのOFF Record Labelよりデジタルリリース。itunes、Amazon、Spotify, Youtubeなどより配信中!
プロモビデオをYoutubeより配信中。 |
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ワナナバニ園 Sugai!
2018年作の2nd。何かを取り違えたかの如き音楽性を物ともせず、全力で我が道を行き、その世界を調和させる事に成功した文字通りスガイ!、ハイボルテージなロック・インストゥルメンタル作品集。わくわくするオープニングの"Matching"。ワナバニ流ロックンロールの"Kara-Age"。ハードロックなリズム隊とインドネシアのスンダ地方の歌謡に感化されたロボットボイスなリボンコントローラが融合し、B、A、K、Aのモールス信号がフックで炸裂する"Red Banana"。ワナバニ流オールディーズオマージュの"巨人と小人"。もしジェフベックがケミカルブラザースに入ったらどうなるかをテーマに作った"Such
a Niche"。麻薬撲滅運動を想定して書かれた"飛鳥"。初のカバーでテレサテン等の歌唱で知られる台湾歌謡の名曲"焼肉粽"(2本のベースが見事に絡みがスガイ!)の全7曲収録。CDはライブ会場にて販売。2018年末ベルギーのOFF Record Labelよりデジタルリリース itunes、Amazon、Spotify, Youtubeなどより配信中!ワナナバニ園ウェブサイト |
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ワナナバニ園 Hot River(Lotusland Kaz Kudo制作DVD)
2019年リリースのDVD映像作品。2017年〜18年のバンドのベスト・ライブを集大成。撮影と編集はLotusland
incの工藤かずお(Kaz Kudo)が担当。自作電気楽器や二本のベースギターといった我々のユニークさは、音だけでなく、ビジュアルとしてもアピールするものがあるが、それを映像作品制作に強いこだわりをもつ工藤氏により、プロクオリティでパッケージすることができた。我々のユニークな音楽とその演奏風景、工藤氏の美しく独特なコントラスト、アングル、編集の妙をお楽しみ頂ける一枚。なお、大変残念なことに工藤氏は2021年に故人となっており、優れた映像作家であった彼を偲ぶ意味でもご覧頂けたら幸いである。ライブ会場にて販売中。
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ワナナバニ園 Third Garden
2022年リリースの3rdスタジオ・アルバム。前作のLive
DVD "Hot River"より3年を経て完成した我々ならではの第3の方向を向いた倒置型パワーポップ・インストが炸裂するボタニカルな快作。ポップで踊れる点を今回も基本とつつ、時に怪しく、暴れ、バラード、アンビエントとバラエティに富んだ音楽性を披露。その中には、サザエさんの火曜日のエンディングテーマ"明るいサザエさん"を怪しい音律とファンキーなリズムで大胆にアレンジしたSazae
Goes to Wananabani Gardenや、オリジナルは尾上が1994年に作曲、録音した"Carnivorous
Plant"をガラリとワナナバニ園版にしたトラックも含まれている。また全体的にはコンポジションを重視しつつも、結成時の初心にも立ち返った即興性のあるパートも聴き処である。8曲を収録。ベルギーのOFF Record Labelよりデジタルリリース itunes、Amazon、Spotify, Youtubeなどより配信中!ワナナバニ園ウェブサイト
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サンピン Handmade Instruments Duo
2017年夏発表のサンピンの1stアルバム。中東〜中央アジア系の自作打楽器を演奏する久田祐三(フレームドラム工房"音鼓知振"代表)と、2弦のエレキ擦弦創作楽器"回擦胡"と音程変化自在の電子楽器"リボンコントローラ"という2つの自作楽器を演奏する尾上祐一によるインストルメンタル・デュオ。自身の自作楽器で作曲したオリジナル曲と独自解釈によるトラディショナル曲やカバー曲を,、エレクトリック・アコースティック混成で、エスノとポップを行き来し、アレンジされた内容でありつつも、足元がグラつくサイケ感、ハードにエッジの効いたパフォーマンスを絶妙なバランスで絡めています。自作楽器ながら非常に多彩な音色を楽しめるのもポイント。ライブ会場にて販売中。Amazon, itunes, Spotify, Bandcamp, Youtubeなどより配信中!。プロモビデオ。そしてこのアルバムの全楽曲の演奏風景動画と楽曲解説のノートがこちらにある。
サンピンWebサイト |
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SimSimBBQ - Bang a Gong
2023年CDリリース。仲間のバンドで.、フォーク・民謡的な所からポップ、ハード・ロックまで包括するsimsimBBQ シムシムバーベキュー(ワナナバニ園のドラムの熊田央が在籍)の3rdアルバム。このプロジェクトで尾上は、録音、ミックス、セカンドプロデューサーの役割で全面的に参加。ボーカルやサックス、二胡、三線といったアコースティック楽器の響きのキャプチャー、ドラムの録り方も普段より工夫してみたりと尾上的に新たな手法をトライ。ミックスではパワフルさ、ナチュラルさ、繊細さを生かしつつ、音響的に様々な実験もしている。また、リボンコントローラーなどで一部客演もしている。彼らの高いミュージシャンシップを捉えた音楽的には勿論、サウンド的にも力作。全9曲。CDのインフォ(試聴可能)はこちらを参照ください。 |
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Androgena - Mondo Electronica
1997年に5曲入りのカセットテープでオリジナルリリース。アンドロジーナは、モンド松田(bass。
Synth etc)をリーダーに、紅一点のイリヤ・ラミエルこと坂之上美由紀(Vocal,Acoudion)、星川直樹(Synth)、鱸茂樹(Drums,Ele-Drums)、そして尾上祐一(Guitar,
Electronics)という5人編成で、松田のディレクションでポップであることを根底に、レトロ・フューチャー、モンド、エスノ、フォーク、テクノポップ、そして一寸エレクトロやプログレな要素も詰め込んだオリジナルを中心にやるバンドだった。活動期間は、1996年の夏から一年と短い期間だったが非常に密度の濃い活動をした。2017年にPierre Vervloesem氏(元X-Legged Sallyのギタリスト)によるリマスタリングを施しoff
record labelよりデジタル・リイッシューされた。Amazon, itunes,, Spotify, Youtubeなどより配信中! プロモビデオをYoutubeより配信中。 |
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Max Devereaux & Yuichi Onoue - Tears
on a Lotus
2022年リリース。シンガーソングライター、マルチ楽器プレイヤー、実験音楽家、レコードプロデューサーといった多彩な面をもつ米国のMax
Devereauxとの20222年作のデュオアルバム。Maxとネット越しに音源をやりとりしプレイを重ねた7曲を収録。MaxによるElectronics,
E.Guitar, Keyboardsに、尾上はリボンコントローラー、回擦胡、Korg
Kaoss Pad2、Vox VSS-1 Starstream
guitarといったゆかりの楽器を演奏。電子音楽、アンビエント、エスノを軸にフリーフォームながらも構築した音世界を展開。Amazon, Apple Music, YouTube, Spotify, Youtubeなどより配信中!
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Asymptote with 尾上祐一 "漸近極限"
南たけし、町田浩明両氏によるエレ・アコ混成のドラムデュオに尾上が回擦胡でジョイン。曲名がしめすとおり三位一体で限りなく極限へ近づく究極のナンバー。Kick-Bassとカップリング3曲入り。2013年リリース。楽曲解説はこちら。itunes, Spotify, youtubeなどより配信中。またこのレコーディングの基となった伝説のライブパフォーマンスyoutube映像がこちらにある。 |
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Beatsick.jp & 尾上祐一 "Sound Shape"
2008年4月、NHKテレビの番組テレ遊びパフォー"菊池成孔スペシャル"に出演時にパフォーマンスしたライブ録音がitunesよりシングル配信。ヒューマンビートボックス・デュオのBeatsick.jpと尾上祐一の共作共演ナンバーSound
Shape。プロデュースはもちろん菊池成孔氏。 |
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カワセミハウス - 翡翠館
尾上が在籍したエスノ・ロック・トリオ、カワセミハウスの2009年4月発表の唯一のCD。オーバーダブを排し各楽器の音色、トリオとしての演奏を重視した仕上がり。マルチ録音全6曲30分のボリューム。高円寺のレコードショップ円盤のネット販売可能。勿論円盤店内でも販売中。ネット試聴こちらからどうぞ。
※カワセミハウス - 東京のポップス,即興,アート音楽シーンなどで活躍する3人により2008年初頭に結成。ギリシア発祥、アイルランド経由の弦楽器"ブズーキ"
を独自のアプローチで弾く山田トモアキ。テルミンと鍵盤楽器の双方の特性を備えた自作電子楽器"リボンコントローラ"と、胡弓とハーディーガーディーを融合させた創作エレキ弦楽器"回擦胡"を奏でる尾上祐一。繊細さとパワフルさを兼ね備えジャズ、ロック、エスノ、現代音楽と幅広い音楽性を持つドラム&パーカッションの井谷享志によるジャム・トリオ。アコースティックとエレクトリック、そして作曲と即興の絶妙なバランス。カワセミハウスの演奏動画はこちらをどうぞ |
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尾上参加コンピレーション(CD, Digital Release)
Sixty Interpretations of Sixty Seconds
2010年8月リリース。カナダのミュージシャンDavid
Saitの呼びかけでTim Hodgkinson,、John
Bucherら世界の即興演奏の第一人者60人が各々1分の即興演奏を提供したコンピ。尾上は書き下ろしの回擦胡の小品を提供。アルバムは、エンターテイメント性のあるものから、抽象的なものまで、非常に質の高い演奏と音質の60ピースが詰まっている。itunes、Amazon、Spotifyからデジタル配信中。
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