楽器ミュージアム(パート3)
RealAudioサウンドファイル付き

リボンコントローラー

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開発当初(98年頃)は、こういう風に弾いてましたが..........
1999年以降は、このよう膝の上に置いて弾くようになりました。
リボンコントローラーは、電子楽器の一つで外見は60〜70cmほどの細長い棒で、押すと発信音が出ます。押す場所によって音程が変化し、さらにスライドさせることによってポルタメント奏法が自在な楽器であります。テルミンと鍵盤楽器の中間のような楽器言えるのではないかと感じています。オリジナルは、ムーグシンセサイザーのアタッチメントとしてその黎明期(60年代後半)からあるものです。(70年代前半、ELPのキースエマーソンの使用が一番ポピュラーですな) 原宿のヴィンテージシンセ屋で高値で売られてるのを見たことがありますね。

尾上とリボンコントローラのストーリーは、1998年に楽器製作愛好家・金澤重則君が、自分なりの解釈でリボンコントローラを作り、このホームぺージ・鳥小屋サウンドを見て僕にコンタクトを取ってきてくれたことから始まります。それは、リボン部分の抵抗体に秋葉原などで売られている半導体保護用の導電ゴム袋をリボン状に切ってつかったもので、そのときのリボンコントローラは、15cmくらいの小さなものでした(ちなみにこのリボン部分の抵抗体の素材として、文具屋で売られている炭素を含んだ一般的な黒い紙なども使うことがます)。その後、実験を重ね30cm、50cmと伸び、一年後の1999年に本文下で紹介するヴィデオで見れる60cm位の長さになりました。ちなみボディ部分は、モールとよばれるオフィスなどで電線を隠すための部材が使われており、全ての素材が、秋葉原やホームセンターで手に入手できるもので構成されてます。このコントローラ部分は所謂、電子ボリュームと同じ働きをしていることになり、それをアナログ音源につないでその音程をコントロールしています。。その音源部は、御なじみのタイマIC・NE555を使った単純なアナログ発振回路で、それだけだとブザーのような音色ですが、コルグのエフェクタAX1Gでそのシグナルを色々プロセッシングすることにより多彩なサウンドを得ています。音程がクオンタイズされていなく、連続的に変化させることが出来、ポルタメント、ヴィブラート、微分音を出すといったことがサウンドに更なる表情を与え、スペーシーなサウンドは勿論、そのコブシ回しとかからは土着の電子楽器という感じもかもし出せます。今日では回擦胡と並び、尾上の重要な楽器レパートリーとなり、自作曲の録音やライブなどに積極的に使用しています。

リボンコントローラ演奏ビデオ from Youtube

ちまき売り(台湾歌謡)

リボンスペース

リボンコントローラのための"樹氷" 作曲 尾上

リボンコントローラ ライブ・セレクション

コブシまわしまくりなリボンコントローラ
2002年撮影のリボンコントローラたち。赤、青、黄色のリボン。これだけもっとけばライブ中に一個トラブっても代替が利くので安心? 左にあるのが心臓部の発振器と、七色のティンバーを作り出すエフェクタKORG AX1G、そしてオクターブを上下させるフットスイッチ。尾上メソッドの演奏において、いずれも演奏に重要な役割を持ってます。

※2008年現在もこのシステムで演奏してます。
左の2枚は、極めて初期のリボンコントローラ
米本電音研究所の0号発振器が繋がってます。
左の2枚は、金澤重則氏製作のリボンコントローラ

スプリング・リバーブ

これは凄いです。そのまんまスプリングリバーブ。1メートルくらいの紙筒のなかに本物の バネがビョーンと張ってあるだけです。電気等は使わず、完全フィジカルなモノです。 が、そのリバーブ音の良さ、リバーブタイムの長さといったら気味悪いくらいです。 写真は、左が全形、右上がホール部(バネが見えますね)、そして右下の様に筒の端に向 かって音源をぶつけます(ここでは私が歌ってます。いい写真ですね)。 バネを引っ掻けば例の衝撃音も出ますし、揺らしながら使用すると、いい感じに トレモロがかかります。本作品は、会社の先輩であるHさんが数年前作成したもの を御好意で頂きました。因みに氏は、DSPドラムであるウエーブドラムの開発メンバー だったりします。(やっぱり)
Spring Reverb Sound Sample(RealAudio ram)


イシバシ・テルミン

もうこれは、その筋のかたには結構お馴染みなんで、何もここで、という感もありますが、やっぱりポイントは 高いので敢えて紹介しておきます。テルミンというのは、電子楽器の元祖といえるもので、その起源は、1920年代 間で遡ります。当時ロシア人のテルミン博士が考案したもので、アンテナが有って、それに掌をかざすと 発信音がなり、更に近づけたり遠ざけたりする事で音程が変化するというものです。勿論モノフォニック。 テルミン博士の奥方のクララ・ロックモアが名手として挙げられますが、それ以外は、演奏の難しさや、 鍵盤電子楽器の普及により廃れてしまい長い間、極一部のミュージシャンに使われただけ(ジミーペイジ、 C.ビーフハート、ビーチボーイズ等)で、それ程有名な楽器ではなかったのですが、此所のところの ローファイ、モンドブームも手伝ってか、近年各社が廉価テルミンを製造するようになりました。本機は、 その廉価物の最たるもので非常にシンプルなものとなっております。イシバシ楽器で1万円程度で売ってます。 (回路見たら自作すれば4千円ってとこかな?)。サウンドファイルでは、純金ファミリー証券の演奏で名手・ 南山さんによるテルミン・ソロをお届けします。(注:写真は別人です) イシバシテルミン音サンプル(RealAudio ram)

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