テルミン

テルミンとは、ロシアのテルミン氏によって今世紀前半に作られた最も古い電子楽器である。 オリジナル版では木製の箱に2本のアンテナがついており、それに手を近づけたり遠ざけたり する事により、音程と音量をコントロールし演奏する。演奏にはかなりの訓練が必要とされる ようで、世界的に有名なテルミン奏者というのはクララ・ロックモア(後のテルミン夫人)位 しかいない。ただこれにはテルミン博士が1930年代アメリカでこの楽器を広めていたとき 、KGBにより誘拐され姿を消してしまったため、それとともに楽器テルミンも忘れ去られて しまったという悲劇もある。しかし、その後60年代にマエストロが姿形こそ違えど再生産を し、最近になってからはシンセサイザの生みの親モーグ博士がプロデュースしたMIDIアウト 付き高級テルミンやイシバシ楽器、PAIAなどから出ている低価格テルミン等でまた脚光を 浴びている。

**参考 テルミンの演奏が聴ける曲**


クララ・ロックモア「THE ART OF THEREMIN」(DEROS D/CD 1014)これは基本!

ビーチボーイズの「グッドバイブレーション」

キャプテンビーフハートの「エレクトリシティ」「オータム・チャイルド」(アルバム「セイフ・アズ・ミルク」収録)

レッドツェッペリン「ホールロッタラブ」

その他、日本のコーネリアスや暴力温泉芸者とかも使っている模様。


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