タイ製おもちゃの笙 |
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笙は、日本では宮廷音楽なんかで「シャー」という澄んだ持続和音をだす伴奏楽器として
知られておりますが、元々は中国や東南アジアにも分布してたものが日本に伝わったので
しょう。これはタイ製のお土産屋で売られていたおもちゃの笙で、小池実氏が旅行時に
買ってきてくれた物です。6本の管が有って、吹き口の近くに有る孔を塞ぐと金属製の
リード(ハーモニカのそれに近い)が振動するというもので、音程は管の長さに依存します。
おもちゃという事も有って、音程目茶苦茶、音色も笙というよりハーモニカという感じで
すが、素朴で味わい深いところもあります。音程目茶苦茶である故に微分音を聴くという方向
からの楽しみ方も有りかと思います。一応音程をチューナーで調べてみた結果、大凡Dm11の和音
感が出ています。この和音はSUS4系の響きを含有しており、偶然か必然か分かりませんがそう
いう意味では民族音楽的響きで有るといえるかもしれません。余談ですがタイのまともな笙である
ケーンという楽器は、日本の笙の響きとはかなり異なり、伴奏楽器と言うよりソロ楽器的で、
内容もなんかラリーXあたりのビンテージなゲームミュージックを思わせる民族音楽離れした
印象があります。 御届けするRealAudioの音源は、前述のDm11の和音を基にインプロバイズしたギターとの合奏 となっております。 タイのおもちゃの笙 / with improvised guitar (RealAudio ram) |
ストロー・リード |
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音程を作ることのできる最も簡単な自作楽器というと、このストローリード笛が挙げられる
でしょう。作り方は、下の図のように第1にストローを用意し、第2に先端を押潰し、
第3に先端をカッターで山型に切ってあとは口で吹けばでき上がりです。更に音程を変えた
い場合は、第4の様に穴をあけたり、左上写真の様にいろんな長さに切ってみます。
いっぱい作って、左下写真のように一辺に吹けばローランドカーク見たいな気分が味わえる
かもしれませんね。 原理は、息を吹き込むことにより先端の2枚刃の部分が当たったり離れたりして振動が起こ りそれが音として出てきます。こう言った物をリードといい、クラリネット、サックス、オーボエ、 ひちりき等の楽器の基本的発音原理ともなっております。 本RealAudioでは、数人集まって吹いたストローリード合奏(前述のおもちゃの笙付き)をお届けします。 ストローリード・音サンプル(RealAudio ram) |
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ヒャコヒャコ? |
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これは、100円ショップなんかでお馴染みかもしれませんね。楽器名とか分かりませんが、
ハンマー型をしていて、振るとコミカルな笑い声のような音をだす物です。私は、あるスーパー
で買い物をしていた時に、乳母車を引いた母親がいて、赤ちゃんをヒャコヒャコあやしている
のを見て知ったものです。その時は赤ん坊より私の方が感動していたかも。リアルオーディオでは
岡山在住のインプロバイザー津下さんのギターとヒャコヒャコで共演した時の模様を聴いて頂き
ます。 ヒャコヒャコ?音サンプル(RealAudio
ram) |