オムニバス・アルバムTokyo Species


1、Nocturne       米本 実
2、Calling        関根正幸
3、Pure Trains      山崎 徹
4、ドロケー       ナンバ ケイスケ
5、船を出すなら東の海へ 篠原 智花
6、だあれ?       篠原 智花
7、「永年方程式」再訪  フュシカ・ノヴァ(酒井泰斗、小林智宏)
8、音色標本第一巻    景 友乃加
9、地獄耳        堀内 道彦
10、真正の更新     S.D.
11、雲取        尾上 祐一
12、死んでいる遺伝子  村井 元
13、Row         サエグサ ユキオ

Release 2000.7  Total Time 63sec.   500PressRecords \2000
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このCDには「東京」という場所をテーマに制作された作品が12曲納められている。 (制作に当たっては「東京の音」を作品の中に必ずいれると言う条件が付けられた) 参加しているのは、作曲家、音響作家、ヴォイスパフォーマー、自作楽器製作者、 写真家、パフォーマンス・アーティストなど。ここに参加している12組は、必ずしも 同じ指向や共通のバックグラウンドを持っているわけではない。ある意味では、偶然に より一枚のCDに同伴する事になったともいえる。このことは、あらゆる事柄に関して 高い流動性がその特質となっている「東京」という場所で、絶えず起こっている細分化 とブロック化の中での、コミュニケーション・ディスコミュニケーションの現状を示し ている。自由な解釈が可能なテーマと条件の基で、其々異なる発想により制作された 12曲が持つ多様性と共通性(或は関係と無関係)の中に、其れは聴き取る事が出来る 筈である。(山崎 徹・堀内 道彦・村井 元)

尾上より楽曲「雲取」についてメモ:
今回の私の作品は、まだ良く知らない東京である奥多摩・雲取を題材に楽曲を制作した。 スイープするメロディラインを奏でる自作楽器リボンコントローラーを大きくフィーチャ ーし、山の天候をイメージした変化する和声やモードを特徴とするギター、玩具の笙によ る不思議なドローン、局所的に出て来る四分音ハーモニーなど聴き所の多い作品に纏まっ たと思う。勿論、他の参加者の作品との対比も面白い筈だ。今迄の作曲・演奏・レコー ディング技術の集大成とも言える力の入った作品、是非聴いて見てください。
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オノウエ ユウイチ

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